よみもの「つながる、たのしむ、いろどる。水。」

1000万人が利用する絵本ためしよみサイト「絵本ナビ」とクリクラがコラボ。クリクラのお水を楽しむヒントをお届けします。

9月1日は防災の日。
「もしも」のために今すぐ実践!ローリングストック

地震大国といわれる日本。2011年の東日本大震災や、2016年は熊本地震や鳥取地震に見舞われました。またここ数年、夏は局地的な大雨による水害や土砂災害が全国各地で起きています。

2016年8月には4つの巨大台風が立て続けに発生、東北や北海道に大きな被害をもたらしました。

これらの自然災害は今、いつどこで起こってもおかしくない状況にあります。
一方で、クリクラのお客様に「防災意識」についてたずねてみたところ、「防災意識が高い」「どちらかというと高い」と答えた方は全体の44%。半数以上は防災意識が十分ではないのが現状です。

もしもに備えての防災、常に意識して継続していくには、どうしたら…?
備蓄の必要性や無理なく備えるコツについて、日本気象協会にうかがいました。

一般財団法人
日本気象協会

1950年の設立以来60年以上にわたり、生活に身近な気象情報や天気予報を発表している、国内最大規模の民間気象会社です。
日本気象協会が推進する「トクする!防災」プロジェクトでは、ちょっと楽しくちょっとおトクに防災アクションを取ることで、自分や家族の命を守ることを目指すことを呼びかけ、情報の発信、啓発をしています。

 

part.01
水や非常食、どこかで手に入ると思っていませんか?

もしも自分が被災した場合、水や食料は国や自治体から配給してもらえる、そう思っている方が多いのではないでしょうか。

でも実際は、各自治体が住民のために確保している食料の量が十分とは限りません。特に都市部は人口が密集しているため、自分や家族の備蓄は自分たちで確保するという意識が必要です。

また近年では、異常気象により雨の降り方が変わってきています。どの土地でも集中豪雨が起こることがあるため、日本国内どこでも平等に災害のリスクがあるという心構えが大事です。

  • 人口密集地である都市部在住の人は、特にしっかりと備蓄を。
  • 集中豪雨による被害は、全国どこにでも起こることを意識して。

 

part.02
備蓄品は、少なくとも何日分を用意しておくべきだと思いますか?

答えは・・・3日分 
災害後3日間は人命救助が第一になるため、その間は国や自治体からの支援物資の配給が滞る可能性があります。各家庭では、3日分の水と食料、衛生用品などをストックしておきましょう。
では具体的に何をどのくらいの量、用意すればいいか。

例えば家族4人、3日分の備蓄リストがこちらです。

https://tokusuru-bosai.jp/stock/stock02.html

 

●特別な備蓄品が必要なのは

  • 乳幼児・・・スティックタイプの粉ミルクや離乳食、おむつやおしりふき
  • 女性・・・生理用品
  • 高齢者・・・おかゆなどのやわらかい食品、高齢者用食品、入れ歯洗浄剤、常備薬(処方薬)、老眼鏡、お薬手帳

 

part.04
暮らしの中で無理なく防災「ローリングストック」って?

備蓄といっても、実際は難しいもの。長期間ストックしたものの賞味期限を切らしてしまったといった、せっかくの備蓄を活用できなかった体験も聞きます。

そこでオススメしているのが「ローリングストック法」。ストック(備蓄)をローリング(回転)するという備蓄法です。

日常的に食べる食材や加工品を日ごろから少し多めに買っておき、使ったらすぐに買いたす。消費と購入を繰り返すことで、鮮度のいい食料を継続的に一定量保つことができます。この方法ならもしもの時にも、いつもと同じような食事をとることができますね。

 

part.05
ローリングストック法のポイントは「おいしく、楽しく」

おすすめの食品は、温めなくても食べられるレトルトカレーやスープ、親子丼の素など。
最近ではおつまみとしてそのまま食べられる缶詰も種類が豊富です。同じものを食べ続けると飽きてしまうので、和洋折衷、種類や味に変化のあるものを揃えてみてください。

お湯の使用量が少ない袋麺や早ゆでマカロニなども便利です。パスタソースは本格的な風味の商品が増えているので、お気に入りを見つけて備蓄すると楽しいですね。

また冷蔵庫には、ローリングストック法にぴったりのチーズやハムなどの賞味期限が比較的長い加工食品を常にストックしておくといいでしょう。いかにも非常食という食品ばかりではなく、日頃、食べ慣れているものを備蓄しておくのがコツです。

 

part.06
レジャーと防災、一挙両得!注目はキャンプグッズ

レジャーの定番となりつつあるキャンプグッズは、日常的に使えるものも多く備蓄アイテムとしても優秀です。テントや寝袋、ガスバーナ、充電器がついているランタンなども用意しておくといいでしょう。

また子どもと一緒にアウトドア体験をして、揃えたグッズに使い慣れておくことも大事です。

 

part.07
「トクする!防災」ママスタッフに聞いた!防災や備蓄のコツ
― 3歳の男の子のママ・加藤綾子さんに聞きました ―

●子どもの防災意識もはぐくむ

「不安やストレスを強く感じる災害時こそ、食事がとても大事。食べることが楽しみや喜びにつながります。
もしものときにも日常と同じものを食べられるように、少しでも気持ちが明るくなるように、子どもの好きなキャラクターのパッケージのレトルト食品を備蓄しています。

またレジャーとして、家族で防災館に行くのもおすすめ。実際に地震の揺れや煙の中で歩く体験することで、家族みんなで話し合ったり考えたりする機会を持つことができます。防災を、いつでも身近に感じておくことが大切だと思います。

災害は、外出中に起きることもあります。そこで毎日カバンに入れおくとプチ備蓄となるのが飲み物、飴やチョコレート等ちょっとした食料や、マスクやウェットティッシュなどの衛生グッズ。またホイッスルやLEDライト、マルチツールナイフは被災した際にすぐに役立つ便利アイテムなので常に持っていると安心です。」

「自分だけは大丈夫」そんな油断がいちばんの大敵!
家にあるウォーターサーバーやよく食べているレトルト食品などでいつでも気軽にできるローリングストック。
人気のキャンプグッズなども防災対策に役立ちます。

みなさんも、今日から始めてみませんか?

※クリクラは日本気象協会の「トクする!防災」公式アイテムです。

●クリクラのお水を備蓄水としてストックしている方のお声を紹介します。

「以前、災害対策をしていないときに中越地震に遭い、水も電気もない、非常に苦しい思いをしました。数年後、今度は宮城福島の地震に遭遇。またも防災グッズは用意していなくて、とても苦労を…。この経験から、必要と感じたものを日頃からストックし、なくなったら買うのを徹底しています。コンビニから商品がなくなり、水さえ飲めなくなる、こんな苦しい思いは二度としたくないですね」(40代・男性)

「今まではペットボトルの水を備蓄していました。でも賞味期限切れにすることが多かったので、クリクラのボトルを日常使いながら、少し余分にストックすることにしています」(30代・女性)

 

●体うるおす水、心をうるおす絵本

日本には、昔から満月を観賞する「お月見」という美しい風習があります。
私たちにとって特別な存在の「お月さま」。
絵本の中でも、美しく優しく見守ってくれています。

つきよのうた

  • 作・絵: はせがわ さとみ
  • 出版社: 文溪堂

たぬきからお月見に誘われたこぐま。 楽しい歌をお土産にでかけますが、転んだ拍子に頭の中からその歌が消えてしまいます。 友だちの動物たちがその歌をひろってくれたけど…。 動物たちの歌がユーモラスなやりとりが楽しい絵本。

つきよのうた